【今改めてMARTINIについて】

バーテンダーの技量によって千差万別のカクテル「マティーニ」
元来、イタリアの酒類販売会社MARTINI社が
「MARTINI」というベルモットを売り出すキャンペーンのために考案されたカクテル「GIN&IT」
“IT”とはイタリアン・ベルモットのそれを表し
自社のスイート・ベルモットとジンをあわせたモノ
それこそが、「GIN&IT」という少し甘めのアペリティフ

それが、時の流れとともに
MARTINI社のベルモットを使わなくなり
「GIN&IT」というカクテルが一人歩きをし始め
スイート・ベルモットがドライ・ベルモットに変わり
マティーニという名のカクテルの王様と呼ばれるようになり
ドライ・マティーニ、エクストラ・ドライ・マティーニなどなど
数々の逸話とともに好みが分かれ…

ジンとベルモットのみというシンプルさゆえのそのレシピ
それゆえの技量を競うコンペティション
バーテンダーは、それで技量を試され…

そんなことより

作り手から飲む人へ伝える気持ちが一番です
おいしくて当たり前のモノを、よりおいしく飲んでいただくその心です

競う相手はバーテンダー、ではなく自分自身の向上心

飲む人それぞれに、それぞれのマティーニを

バーテンダーが作るは、その大切な時間

でも、うんちくを知っていても損はないかもしれませんね、酒場では

秋風吹く午後に再考
酒番 栗岩稔

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